- 鼻詰まりや頭が重い症状は副鼻腔炎が疑われます
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の検査
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療
- 三島うめな耳鼻咽喉科の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の【日帰り】手術
- 副鼻腔炎の手術費用
鼻詰まりや頭が重い症状は副鼻腔炎が疑われます
 副鼻腔は眉や頬など鼻周囲に広がる空洞で、粘膜に覆われており、外から取り込んだ空気の加温・加湿・除菌を行っています。この機能によって、喉や気管支、肺などへの負担が減少しています。
副鼻腔は眉や頬など鼻周囲に広がる空洞で、粘膜に覆われており、外から取り込んだ空気の加温・加湿・除菌を行っています。この機能によって、喉や気管支、肺などへの負担が減少しています。
副鼻腔炎によって粘膜の腫れや鼻ポリープができると鼻腔との間にある空気の通り道が塞がってしまい、膿が副鼻腔内にたまって排出されなくなります。風邪などに伴って生じる急性副鼻腔炎は適切な治療によってほとんどの場合は2週間程度で治りますが、放置するなどで3か月以上炎症が続く状態は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と診断されます。
副鼻腔炎では、鼻詰まり、頭や顔の重さ、緑がかった鼻水、眉や頬周辺の痛み、鼻の中の悪臭などの不快な症状を起こします。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因
主にウイルスや細菌感染による風邪によって急性副鼻腔炎を発症しますが、真菌(カビ)の増殖、また、鼻中隔弯曲症などの鼻の構造的な問題から発症を繰り返すケースもあります。副鼻腔炎が3か月以上続くと慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と診断されます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状
- 鼻詰まり
- 緑がかった鼻水
- 黄色みを帯びた痰
- 眉や頬の下の痛みや重さ
- 頭痛や頭の重さ
- 鼻の中の悪臭
- 眼の奥や額の痛み
- 鼻水が内側を通って喉に流れる後鼻漏
- 嗅覚異常
など
鼻詰まりは不快で集中力を低下させる症状であり、仕事や学業など日常に支障を生じます。
また口呼吸になることで口内の環境が悪化し、加温・加湿・除菌されない空気が流れ込むことで喉や気管支、肺に負担がかかって、感染症の発症リスクも上昇し、呼吸がしにくくなることで睡眠の質も低下します。
成長途中の子どもの場合、口呼吸や呼吸機能の低下、睡眠の質低下は大きな問題です。また、副鼻腔炎があると中耳炎を発症しやすく、滲出性中耳炎など重症化するリスクも上昇します。鼻詰まりが続くなどの症状に気付いたら、早めにご相談ください。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の検査
 問診で症状や経過などを丁寧に伺った上で、X線検査、CT検査、血液検査、内視鏡検査などから必要な検査を行って診察や検査結果を総合的に診断します。結果をわかりやすくお伝えした上で患者様と相談しながら治療方針を立てていきます。
問診で症状や経過などを丁寧に伺った上で、X線検査、CT検査、血液検査、内視鏡検査などから必要な検査を行って診察や検査結果を総合的に診断します。結果をわかりやすくお伝えした上で患者様と相談しながら治療方針を立てていきます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療
急性副鼻腔炎は適切な薬物療法でほとんどの場合は2週間程度で治りますが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では状態によって手術が必要になるケースもあります。
そして慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は急性副鼻腔炎の放置や治療の中断によって発症します。できるだけ心身への負担を抑えるためにも、急性副鼻腔炎をしっかり治すことが重要です。
急性副鼻腔炎治療
抗生物質や炎症を抑える点鼻薬などを使った保存的療法を行います。
鼻洗浄などの処置で鼻腔や副鼻腔の中をきれいにして、細かい霧状にした薬を複雑な構造の副鼻腔の隅々まで行き渡らせるネブライザー療法を行って不快な症状を解消し、より早い回復につなげます。
慢性副鼻腔炎治療
慢性副鼻腔炎の治療がはじめての場合には、数か月間に渡って少量のマクロライド系抗生物質を内服する治療で副鼻腔粘膜の繊毛機能を向上させる効果が期待できます。
鼻洗浄などの処置やネブライザー療法、正しい鼻のかみ方の指導なども行います。 慢性副鼻腔炎を何度も繰り返す、鼻ポリープ(鼻茸)がある、鼻中隔弯曲症など構造的な問題で再発しやすい、好酸球性副鼻腔炎などの場合には手術を検討します。
三島うめな耳鼻咽喉科の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の【日帰り】手術
当院では、副鼻腔炎治療の日帰り手術を行っています。
遠方にお住まいの方は手術当日に近隣のホテル等に宿泊をお願いすることがあります。
副鼻腔炎手術(内視鏡下鼻・副鼻腔手術)
鼻の中に直径4mmの内視鏡スコープを挿入し、粘膜に生じた病変や鼻ポリープなどの除去を行う手術です。
以前は口内の歯肉を切開して行っていましたが、それに比べると最小限の切開で可能であり、術後の出血などのリスクも大幅に抑えられることから、日帰り手術として受けられます。


| 手術の名称 | 副鼻腔炎手術 内視鏡下鼻・副鼻腔手術 | 
|---|---|
| 所要時間 | 30分~2時間 | 
| 手術適応年齢 | 15歳から69歳 | 
| 術前検査 | 血液検査、心電図、呼吸機能検査 基礎疾患がある場合、そのコントロール | 
| 術後の休学・休職 (術日を1日目とした場合) | 2~3日 | 
| 運動や飲酒などの生活制限 (術日を1日目とした場合) | 14日程度 | 
| 術後の経過観察受診 | 翌日、1週間後、3週間後、2か月後、3か月後 | 
副鼻腔炎の手術費用
限度額適用認定証をご持参いただくか、窓口でオンライン資格確認をご利用いただくことで窓口負担が軽くなります。
| 手術名 | 3割 | 1割 | 
|---|---|---|
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型 (副鼻腔単洞手術) 片側 | 36,000円 | 12,000円 | 
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型 (副鼻腔単洞手術) 両側 | 72,000円 | 24,000円 | 
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型 (選択的(複数洞)副鼻腔手術) 片側 | 74,730円 | 24,910円 | 
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型 (選択的(複数洞)副鼻腔手術) 両側 | 149,460円 | 49,820円 | 
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型 (汎副鼻腔手術) 片側 | 96,240円 | 32,080円 | 
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型 (汎副鼻腔手術) 両側 | 192,480円 | 64,160円 | 
 
			 
		
 
         
		 
		 
		 
		 
				 
				
 
	
